■共同購買事業
当連合会の所属員である、全国各地の自転車店が販売する自転車の安定供
給を図るとともに、自転車を利用される方が安全・安心してご利用頂けるよ
う、サビに強く、品質の良いパーツを揃えた自転車を国内完成車メーカーと
共同開発し、当連合会のオリジナル自転車として各所属員に斡旋を行ってい
ます。
■教育情報の提供
(1)業界情報の提供
会員組合の運営、組合員の経営向上に資する情報を収集・整理
し、FAX一斉同報を利用した「事務局便り」の発行をはじめ、各
種の情報提供を行っています。
(2)研修会の開催
会員組合の組織強化と業界の健全な発展、活性化を図っていくた
め、組合役職員の資質向上を狙いとした研修会を実施。また、業界
変化に対応した自転車店経営を支援するため、会員組合が行う研修
会に講師の紹介を行っています。
■自転車転車安全点検全国普及活動
自転車を安全に利用するためには、定期的な点検整備が必要ですが、自
転車には自動車の車検制度のような義務づけられた安全点検の制度がない
ため、残念ながら、整備不良のまま乗っている方も見受けられます。
当連合会では、自転車利用者が整備不良などによる自転車事故に遭わな
いよう、 (財)自転車産業振興協会との共同で、自転車技士、自転車安全
整備士の資格を持った組合員による、使用過程にある自転車の「安全点
検」事業を永年にわたって実施してい ます。
(1)拠点で行う安全点検
自転車を利用する機会が多い児童、生徒のいる小中高学校について
、これまで重点的に安全点検を行っており、毎年、全国約2500校
の学校で実施しています。
特に入学シーズンの4月や、春・秋の交通安全週間には、事業実施
の依頼も多く、事業全体では、例年、約3000以上(総点検台数:
45~50万台)の会場拠点)で実施しています。
(2)自転車店の店頭で行う安全点検
一般の自転車利用者の方が安全点検を行う機会をつくり、また気軽
に安全点検を行って頂くため、本事業に参加する自転車店において、
店頭による安全点検も実施しています。
参加店は、全国で例年延べ約1300店(総点検台数:約3万台)
となっており、これら店舗は、地域の安全点検拠点として活動してい
ます。
(3)安全利用のための講習会
自転車は免許制度もなく、誰でも気軽に利用できますが、安全に利
用するためには、交通ルールの遵守、マナー向上はもとより、自転車
製品の正しい知識や正しい乗り方などを習得することも重要です。
特に近年は、高齢者による自転車事故の急増が社会問題となってお
りますが、自転車を多く利用する小中高校生を中心に、高齢者などを
対象にした安全利用のための講習会も年間約350箇所の全国の会場
で実施しています。
■自転車安全整備制度(TSマーク制度)の普及事業
自転車安全整備制度とは、自転車利用者が「自転車安全整備店」で自転
車の点検、整備を行い、道交法等に定められた安全な「普通自転車」であ
ることを確認されたときに、その証として「TSマーク」を自転車本体等
に貼る任意加入(有料)の制度で、
①自転車安全利用
②自転車事故防止
③TSマークに付帯された保険による被害者救済
を目的としています。
当連合会では制度発足時から、自転車利用者の安全利用のため、その普
及に積極的に取り組んでいます。
■自転車安全整備士、自転車技士制度の推進事業
(公財)日本交通管理技術協会認定の「自転車安全整備士」、(財)日
本車両検査協会認定の「自転車技士」、それぞれの資格取得試験の実施に
ついて、当連合会では全国試験地の会員組合の協力を得て、試験会場の確
保、試験会場の設営等、制度の推進に協力しています。
■自転車防犯登録制度の普及
自転車防犯登録制度は、「自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車
対策の総合的推進に関する法律第12条第3項」に基づき、都道府県ごとに
指定された団体が行っている、自転車の盗難防止、放置自転車対策等を主
な目的とした制度です。
当連合会では、自転車防犯登録の普及のための調査事業を行うとともに、
会員組合及び所属員にあっては、自転車防犯登録の普及や自転車利用環境
整備のための諸活動を実施しています。
以上